2007年入社 工学部物質化学工学科卒業

生産の中核となるデジタル印刷機を初期開発から携わる

自己紹介

工学部・物質科学工学科で化学を学びました。
出身は地元高畠町で、自宅から会社までは車で10分位です。
多い時は月に1回の海外出張があったりするので、休みの日はできるだけ家族と過ごすようにしています。

生まれ育った町、一番の自慢はやっぱり「米」!

自然が豊かで食べ物が美味しいところでしょうか。
果物も野菜も美味しいですが、やっぱりお米が好きです。
「上和田有機米生産組合」というお米の組織があるのですが、そこで作られている無農薬で、大変手間暇をかけて作ったお米がおすすめです。
実はこのお米、小森マシナリーの社食で食べられるので、工場見学にきたかたにはぜひ味わってもらいたいです。

小さな町から世界へ技術を発信していることに魅力を

まず世界に向けて様々なアプローチをしている企業が生まれ育った高畠にあるということに興味を持ちました。
顧客の半数以上は海外ユーザーです。
市場の要求が常に変化していく中で、新しい切り口で技術やアイデア創造しているところに魅力を感じました。

生産の中核となるデジタル印刷機を初期開発から携わる

技術課です。DPSはデジタルプリンティングシステムの略称なのですが、デジタル印刷の新機種の開発から搬入・サポートまで行っています。

専門はImpremiaIS29というデジタル印刷機です。開発段階から携わってきました。
それまでの主流はオフセット機だったのですが、デジタル印刷機はより柔軟にフレキシブルに対応できます。
いわゆる家庭用プリンタと同じ仕組みで、印刷データをすぐ印刷することができるため、注文から納品までの時間がより短くなりました。小ロットの印刷や可変データの印刷にも対応できます。

いままでと同じものづくりをしていても、市場の要求は先に先にと進んで行きます。

国内では品質を重視されることもありますが、海外では効率を求められることも多く、ニーズにあったものを考えて作って行かなければならないと思っています。

お客様に感動を与えるために自分にできることを

たとえ印刷物の明るさや濃度などが基準値に入っていたとしても、最終的に良し悪しを決めるのは人間の目です。

お客様の要望に応えることができることが一番大事だと思っています。
全社的スローガンにある「顧客感動」を達成するために自分に何ができるか、信頼し続けてもらうために、サポートや搬入をスピーディーかつ確実に行う、よりきめ細かいケアができるようにしています。

海外対応では言葉の壁などの不安もありましたが、現地のチームとの連携や、開発メンバーとのチームワークで、エラーの復旧を行っときは達成感がありました。

困難に直面したときは、いつもチームワークで解決

お客さんへのサポート中に、報告もせずその場で完了したことがありました。
自分はそんなに大ごとではないと思っていたのですが……なぜ早く言わなかったのか、先にわかっていれば他の手を打てたのではないか……など自分勝手に判断したことが原因で問題になったことがあります。
はじめは行き当たりばったりというか、思いつきで行動してしまっていました。

それがいつも成功につながれば良いのですが、当然失敗のほうが多かったように感じます。
報連相はもちろんなのですが、まずは一度見直して、それから上司や同僚の意見を聞いてから判断して行動に移すことができるようになりました。
仲間に恵まれているからこそ頑張れます。

終わりの見えない世界だからこそ、新しいことにチャレンジできる

印刷機は色や技術など、日々進化していくので、終わりの見えない世界だと思います。
まずは今おこなっているデジタル印刷機を極めて行くことが目標です。
これまでの印刷機は紙にインクを転写するものが主流ですが、デジタル印刷は離れたところから対象物に触れていなくても印刷を行うことができます。
凹凸も表現できるので、見た目の迫力も変わってきます。
それらの技術を応用して立体物や異分野への印刷の応用ができたら面白いのではないかと考えています。

専攻分野に囚われないでチャレンジしてほしい!

印刷機メーカーは機械系というイメージが強いかもしれませんが実は電気、科学、デザインなどの知識も必要な複合体です。その他にも、品質を見抜く目も必要です。
専攻して学んできた知識だけでは仕事ができないのです。
言い換えれば自分の得意分野を生かすこともありますが、新しい分野に飛び込み斬新なアイデアを生み出していくこともできる。
ここが印刷機メーカーの面白いところだと思います。

ネットや資料だけでは十分に企業を知ることはできません。実際に工場見学や企業説明会に来てもらって、いろんな角度から会社を見て欲しいと思います。

チームワークが一番の自慢

とにかく戸惑う暇もなくがむしゃらにやってきました。
日々新しいことがやれる、刺激的な毎日です。

仕事を任せてもらえるようになったときは成長を感じましたが、お客様のところに行ったときは行き詰まることも少なくはありませんでした。
そんなときすぐに上司をはじめ、チームみんながバックアップしてくれます。

また、社外でも付き合いが多く人間関係にも恵まれました。
僕はアメリカの担当なのですが、現地のメンバーと協力し、信頼してサポートできる関係も築くことができてきました。今では海外で仕事をするうえで彼らとの関係はとても心強いです。人とのつながりの大切さを学びました。